何万分の1の星になる

ジャニーズ話の雑記帳

自分を解体するツール

 

moarh.hatenablog.jp

あややさんのこちらの記事を読んで思ったことを。

 

就職活動をするときに、一番最初にぶつかったのが自己分析でした。その中で私は自分史を書く事もしたのだけれど、自己形成に非常に強い影響を及ぼしているはずの中学~高校時代の出来事を意外と忘れていることに気づきました。そこで使ったのは、まず「あゆみ」(時間割とその日の出来事を書くスペースがある、担任との交換ノートみたいなもの)。自分の字汚いな~…なんて思いながら、その字と拙い文章の端々から感じ取れる葛藤を汲み取っていったのです。

次に使ったのが、ここではないブログサービスの過去記事でした*1。恥ずかしくて今では鍵をかけて、自分しか記事を見れないようにしているのだけれど、心の機微とか、高校生活独特のみずみずしい甘酸っぱさとか、時代を感じさせる文化*2にクスリとしてしまう話ばかりがつづられています。文体が分かりやすいから例を挙げると、助詞の「は」が「わ」になっているとか、文末の「ー」を「⌒」にしているとか、「~だよね」を「~だよねン」にしているとか…読みにくいことこの上ないし日本語が崩壊してて、まずその見た目に笑ってしまうのです。

もっと言うと、叶わなかったそのころの片思いについて、誰に見られるやも分からないネットの大海原の中で、思うがままに喜怒哀楽をつづっているのです。これが今の自分にはない乙女心全開で非常に面白い。

テスト作成者の先生が(好きな先生)でしたよ。うきょきょ。

髪きっててかっこよくなってた(´ω`*)

それで不覚にもどっきゅんしてまったもんで

公式吹っ飛んだ←おま*3

○○先生が……!!!

私の席の斜め右前で

ネクタイをとりやがったぁぁ!!

(中略)

シュッて音がしたから

チラってみたら

ネクタイ取ってるーーーー!!

ベスト脱いでるーーーー!!

うわぁああぁあやめくぁwせdrfgtyふじこlp@

ってことがありまして、

30秒くらい再起不能になりました(^q^)HAHAHA

高2のときなんですけど、欲に正直ですよね…毎日こんな感じの記事が続くんですよ、片思い日記。あと一定のペースでくる欝日記。これが結構大事で、だらだらと悩みが、ひきずった過去(厨二だな)が書かれているのですが、自分が何に怒っていて、何が許せなくて、どう解決してきたのかが読み返すとわかるので面白いのです。だから、もちろん恥ずかしいのだけれど、変えられない自分の足跡であり、立ち返るヒントでもあるから、消せないんですよね。

 

先日、部屋の掃除をしていたら、中学2年生のとき…人生で「1,2を争う死にたかった時期」に、当時の状況を整理しようとして書いたのであろう殴り書きが出てきました。ルーズリーフ3枚に表裏強い筆跡で書かれていて、読み返すと、自分では封じ込めて忘れ去るようにした記憶の断片がいくつもつづられていたのです。

今思えば(とくにノリの件なんてくだらなくて笑ってしまったのだけれど)、当時の自分にとっては生きることそのものに関して必死だったんだろうなと思うと、その懸命さに大事なものを教えられる気がします。

そのほかにも、

私がそれでも学校にきたのは、「負けたくなかった」から。

あいつらはウチになんでもいってこれる。

スポーツとかできる。

私がそれに勝つ…とか、何かやれるのは

吹奏楽と服装などの態度と、勉強。

言われるくらいなら見返してやるって思った。

復讐したいと思ったよ?じゃあ復讐するほどのものかって、そうでもないだろ?私を正しい道に進ませてくれたのは事実やもん。

こんなことが書いてあって、思わず泣いてしまった。大丈夫だよ、全部思い通りには行かないけれど、ちゃんと生きてるから。

 

私は自分の過去の日記が「面白い読み物」である自信はありません。だって面白いこと言えないし書けないから。いたって平凡な、喋るのは好きだけれど中身がないことばかり話してしまう一人の学生なのです。とはいえ、未来の自分が「自分」を振り返るためにこの記事を読んだときに、「思っていたよりも私頑張っていたんだな」「よく耐えた」「大丈夫だよ、今が楽しいよ」と過去の自分の頭をなでてやりたくなる、抱きしめたくなる、そんな瞬間があることをしってしまった以上、未来の自分へのヒントとして、手紙として、ネットに書かずにはおれないのです。

たられば、ifの人生に思考を巡らせてみたって、今の私は、生きられる私は一人しかいないのだから。

 

私は電子の海に言葉を使って自分を形作ると同時に、自分自身を解体するいつかのための準備をしているのでしょう。

 

最近肩肘張りすぎて良い文章とは…ってなってたので、自分のペースで書きたいことをきちんと書くという、自分のスタイルを、言葉一つ一つの大切さを、思い出させてくれる機会でした。

*1:就職活動の自己分析の際は、黒歴史と向き合って強靭なメンタルをつくるためと、自分を振り返るという両方の意味で、学生時代の日記やブログを振り返ることを薦めます。TwilogでもOK

*2:バトンとか、1000の○○とか

*3:時は2010年。当然ひらパー兄さんは岡田くんではない